知っているようで知らない桜の知識
日本の野生の桜は10種類
- ヤマザクラ(山桜)
- オオヤマザクラ(大山桜)
- カスミザクラ(霞桜)
- オオシマザクラ(大島桜)
- エドヒガン(江戸彼岸)
- チョウジザクラ(丁子桜)
- マメザクラ(豆桜)
- タカネザクラ(高嶺桜)
- ミヤマザクラ(深山桜)
- カンヒザクラ(寒緋桜)
これら10種類の桜が自然交雑したり人為的交配を繰り返して国内産の桜は250種にも及びます。
桜の名所の80%を占める桜で有名なソメイヨシノも実は江戸時代末期に江戸・染井村の植木職人が野生のエドヒガンとオオシマザクラを紅梅してつくった園芸種なのです。
桜は変異い富んでいるため、黄色の花を咲かせる鬱金(うこん)、黄緑の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)など一見桜とはおもわぬ種類もあります。
桜は短命・・?
樹齢何千年!よく耳にしますが、桜の場合、山梨県北杜市の山高神代桜の樹齢2000年はまれで、ほとんどは50~60年とされています。
良く管理為れた場合でも120年なのです。人間ならば長寿かもしれませんが、樹木としては短命なのかもしれませんね。
お花見は日本独特の伝統的行事・・?
お花見っていったいいつ頃から始まったのでしょう。古くは日本書紀に”812年、嵯峨天皇が神泉苑で花宴を催した”と記されているのが最も古いお花見の記録なのだそうです。
実際子の記録には花の種類n記載がないので、桜を愛でたのかひょっとして梅だったのではとの諸説あるようですが、時期的に旧暦2月ということは現在の3月なので、梅では無く桜が妥当では・・。
お花見をする尾は日本人だけかというとそうでもなく、海外の有名なお花見としては米国ワシントンD.Cのポトマック河畔で全米桜祭りが開催されています。
これは1912年に日本とアメリカの友好を記念し東京市長尾崎行雄が桜を贈呈したことから始まっています。米国内だけでなく世界中から毎年70万人以上の観光客がこの桜祭りに集まるそうです。
ヨーロッパでも、ドイツ・ベルリンの壁跡地に植えられた桜並木も有名です。
飲食厳禁の全米桜祭りと異なり、飲食可なので、シートを敷いた日本式お花見や日本文化のイベントも行われます。桜とドイツビールとフランクフルトが絶妙なコラボレーションを醸し出していることでしょうね。
また、この何世紀にもわたる日本の歴史ある伝統行事の花見の時期には世界中から観光客が桜を目指して訪日します。
上野公園の平成28年の花見時期の訪問客は外国人が日本人を上回りました。外国人はこれほど多くの桜が一度に多くの花が咲くのを見たことが無いとたくさんの写真をSNSで発信しています。
外国人に人気のお花見スポット
- 千鳥ヶ淵(東京・千代田区)
- 上野公園(東京・台東区)
- 三渓園(神奈川・横浜市)
- 権現堂桜堤(埼玉・幸手市)
- 嵐山(京都・京都市)
- 吉野桜(奈良・吉野町)
- 高遠城(長野・伊那市)
- 弘前公園(青森・弘前市)
桜好きの日本人一度は見ておくべきオススメの桜
桜を愛でるなら、一度は訪れるべき見事な桜のオススメとして1922年(大正11年)10月12日に国の天然記念物に指定された日本五大です。
日本五大桜
- 石戸蒲ザクラ(埼玉県北本市)
- 三春滝桜(福島県田村郡三春町)
- 山高神代桜(山梨県北杜市)
- 狩宿の下馬ザクラ(静岡県富士宮市)※駒止めの桜とも
- 根尾谷の淡墨桜(岐阜県本巣市)