過活動膀胱にいいとされる漢方って?
- 2014/7/25
- からだ, 過活動膀胱
- 過活動膀胱にいい漢方
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過活動膀胱は漢方で改善する事が出来ます。
では、どんな漢方が効果的なのでしょうか。
・牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)
・八味地黄丸(ハチミジオウガン)
・清心蓮子飲(セイシンレンシイン)
これらの三つが過活動膀胱の際によく処方される処方です。
まず、牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)だからと言って、10種類の生薬で構成されています。
足腰の冷えやしびれ、夜間の頻尿(頻尿には一回の排尿量が多い場合と少ない場合があります)などに効果があって、特に足腰や泌尿生殖器などの下半身の衰えの改善に役立つでしょう。
前立腺肥大症や糖尿病(改善するには、食生活の改善と運動、時には、薬物療法も必要でしょう)にも用いられます。
次に、八味地黄丸(ハチミジオウガン)に関してです。
八味地黄丸にも牛車腎気丸と同様の効果があるでしょうが、こちらは名の通り、8種の生薬からなるのです。
これもまた足腰の痛みや痺れ、腎機能低下に伴う夜間頻尿や性機能低下などの下半身に効果があります。
やはり、前立腺肥大症や糖尿病(一言でいうと、血液中の糖濃度が高すぎるという症状です)にも処方されることが多いでしょう。
また、清心蓮子飲(セイシンレンシイン)には、尿路の熱や腫れ、痛みを緩和させ尿の出を良くする効果的だと思います。
頻尿や排尿痛、残尿感などの排尿異常を改善するために、9種の生薬を配合している処方です。
それ以外にも、体質や症状に合わせて、補中益気湯(ホチュウエッキトウ)や小建中湯(ショウケンチュウトウ)などが処方される事もあるのです。