寂しいというのは、人間の悲しい感情の1つですが、その度合いは、人それぞれによって違うと言っていいでしょう。
さみしいという形でも用いられてきたのが、寂しいという言葉ですが、現在は放送用語として、さびしいが標準形となっています。
心が満たされず、物足りない気持ちが寂しいであり、そこには色々な感情があって、一言では言い尽くしにくい面があります。
仲間や相手になる人がいなくて心細い時にも寂しいという感情がわいてきて、孤独感にさいなまれます。
1人暮らしの人に、寂しいという感情が多く、人の気配がなくて、ひっそりとしていると、そうした気分になります。
さみしい、さびしげ、さびしさとも表現されるのが、寂しいという言葉で、色々な場面で使われます。
字義的には、寂しいというのは、孤独で心細いとか、人恋しいということでよく使われ、多くの人が認識しているところです。
寂しいというのは、具体的にどういう気持ちを言うのかは難しいところで、人によってそれは違います。
要するに、ただ単に寂しいと言っても、ぴんとくるものがなく、心細いと似たような感じです。
職場の人と話しているときなどによく出るのが、夫がいない日は、寂しい気持ちになり、夜にお化けが出たら不安になるというものです。
自分が寂しいときの例を挙げたらきりがなく、それはまさしく、心細いとか怖いとかの感情に似ています。
実際、寂しいというのは、具体的にはどういう気持ちかと問われると、なんとなくわかりにくいものです。
一人でいること自体、それほど苦痛ではないのに、世間の人は想像以上に一人でいるのが苦痛で、それを寂しいと言っているのかもしれません。
もっともわかりやすい寂しいという気持ちは、大事な人や親しい人を失くした時で、喪失感に苦しみます。
寂しいというのは、最初は悲しい気持ちがありますが、もう永遠に会えないとなると、その気持ちはより強まります。
軽い感じの寂しいの場合、子供の頃仲良かった友達が引っ越したり、転校した時などに感じます。
親しい人とずっと会えないのだと思うと、寂しい感情が現れ、今まで毎日会っていた友人とたまにしか会えなくなるとそうなります。
一人でいたり、行動したりすることを寂しいと全く思わない人もいるので、人によって、レベルは随分違います。
一般的には、今まであたり前のように会っていた人間関係が失われた時、寂しいと人は感じます。
単に心細いという気持ちも寂しいと同じで、一人暮らしで話し相手すらいない状態はまさにそうかもしれません。
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